修了生の声

IBP留学は、人生のターニングポイント―世界に飛び出したことで、本当に歩みたい人生が見えた―
IBP留学は、人生のターニングポイント―世界に飛び出したことで、本当に歩みたい人生が見えた―
大森 莉花
出身校:法政大学 人間環境学部
コース:サンフランシスコ州立大学インテンシブコース
キャリア:大学生
留学期間:2025年〜2026年

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

もともとグローバルなバックグラウンドがあったわけではありませんでしたが、大学入学後、海外を舞台に活躍するキャリアに関心を持つようになりました。学生のうちに海外で学び、実際に働く経験につながる土台を築きたいと考え、IBPプログラムへの参加を決めました。

留学先を選択した理由を教えてください。

ビジネスやイノベーションに加え、大学で専攻しているサステナビリティについて深く学びたいと考えていました。そのため、実践的で質の高いビジネス教育を提供している大学を留学先として選びました。

留学の目標は何でしたか?

グローバルビジネスについて多角的な視点から学ぶこと、アメリカ西海岸地域や現地企業におけるサステナビリティの取り組みを理解すること、そして多様な文化や価値観に触れることで、自身の視野を広げ、価値観をアップデートすることです。

留学前はどんな準備をしましたか?

留学に行く条件として、親からTOEICで一定以上のスコアを取得することを求められていたため、目標点を達成するまで集中的に勉強しました。また、スピーキング力にも課題を感じていたため、国内留学プログラムへの参加や、大学で英語で実施される授業を積極的に履修し、実践的な英語力の向上に努めました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

アジア系住民が多く、多様な文化が共存しているため、海外でありながら非常に生活しやすい街だと感じました。また、大学周辺にはショッピングモールなど生活に必要な施設も充実しており、不自由なく快適に過ごせそうだという印象を受けました。

学部授業では何を履修しましたか?理由も教えてください。

  • IBUS531 Cross Cultural Creativity in International Entrepreneurship
  • IBUS690 Global Strategic Management
  • MGMT650 Managing Creativity & Innovation
  • SXS458 Introduction to Transgender Studies

履修科目の選択の自由度が高かったため、自身の関心に合わせて授業を選択しました。特に、将来のキャリアにもつながるビジネスやイノベーション分野に加え、サンフランシスコという多様性を尊重する地域ならではの社会・文化について学べる授業も履修し、専門知識だけでなく視野を広げることを意識しました。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

  • IBUS531 Cross Cultural Creativity in International Entrepreneurship
    チームで起業家となり、ビジネスアイデアを立案し、最終的に投資家へピッチを行う実践的な授業です。受講者は約30名で、授業はオンラインで実施されました。学生の国籍は非常に多様で、異なる文化的背景を持つメンバーと協働しながら議論を進めました。
  • IBUS690 Global Strategic Management
    国際ビジネス戦略について学ぶ授業です。さまざまな企業のケーススタディを分析し、企業を取り巻く経営環境や戦略について理解を深めました。チームで複数回プレゼンテーションを行い、議論を重ねながら戦略を考える力を養いました。受講者は約40名で、対面で実施されました。
  • MGMT650 Managing Creativity & Innovation
    デザイン思考などのフレームワークを活用し、創造力をイノベーションへとつなげる実践的な演習を行う授業です。アイデア創出から検証までを繰り返しながら学びました。受講者は約20名で、対面で実施されました。
  • SXS458 Introduction to Transgender Studies
    トランスジェンダーを取り巻く歴史や社会課題、今後の展望についてディスカッションを行う授業です。受講者は約10名で、その多くがトランスジェンダー当事者だったため、多様な視点から学ぶことができました。授業は対面で実施されました。

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

IBUS531 Cross Cultural Creativity in International Entrepreneurship

最も印象に残っているのは、チームで考えたビジネスアイデアを実際の投資家へピッチする授業です。日本ではここまで実践的な形で起業や資金調達を学ぶ機会がほとんどなかったため、非常に新鮮で緊張感のある経験でした。
留学中は、授業だけでなく、起業家やベンチャーキャピタル(VC)の方々と交流する機会も多くありました。その経験を授業にも生かしながら、「実際に投資してもらうには何が必要か」という視点で、事業の独自性や市場性、実現可能性などをチームで徹底的に検証しました。
単なる授業課題としてではなく、「本当に起業する」という意識を持って取り組んだことで、起業家の思考プロセスや投資家の視点を実践的に学ぶことができました。

IBPグローバルビジネスプラクティスはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

LinkedInの活用方法について実践的に学べたことが特に印象に残っています。プロフィールの作成方法や人脈形成のコツなどを丁寧に教えていただき、その後のインターンシップ探しやネットワーキングにおいて非常に役立ちました。現在でもキャリア形成に欠かせないツールとして活用しています。

留学中に参加した課外活動はありますか?

大学のヒップホップダンスサークルに所属し、月に数回、学内外のイベントでパフォーマンスを行っていました。また、起業家向けのミートアップやスタートアップ関連イベントのボランティアにも積極的に参加し、現地の起業家や投資家の方々と交流する機会を得ました。

課外活動から得たものは何ですか?

ダンスサークルでは、現地の学生と継続的に交流することで多くの友人ができ、英語で自然にコミュニケーションを取る力も向上しました。
また、起業家向けミートアップやスタートアップイベントへの参加を通じて、サンフランシスコのスタートアップエコシステムに強い関心を持つようになりました。起業家、投資家、大学、大企業が密接につながり、新しい価値を生み出していく環境を目の当たりにしたことは、大きな刺激となりました。
この経験をきっかけに、自らスタートアップやイノベーションについて学ぶようになり、帰国後もスタートアップ支援に関わる活動へ積極的に参加しています。留学を通じて、自身の将来のキャリアの方向性が大きく変わる、人生の転機となる経験になりました。

あなたのインターンシップについて教えてください。

シンガポールの現地企業で、約6か月間、日本企業のシンガポール進出を支援するコンサルティング業務に携わりました。主な業務は、スタートアップの販路開拓に向けたBtoCイベントの企画・運営、日本のヘアケア商品のシンガポール市場向け進出戦略の立案、シンガポール企業と日本企業とのビジネスマッチング、現地百貨店への出店支援、TikTok Shopを活用した商品販売などです。マーケティングから営業、イベント運営まで幅広い業務を経験し、海外ビジネスの現場を実践的に学ぶことができました。

インターンシップ先はどのように見つけましたか?

1社目は、LinkedInを通じてベンチャーキャピタル(VC)の方から日本法人でのインターンのお話をいただいたことがきっかけです。その企業がシンガポールにも拠点を持っていたため面談を行い、内定をいただきました。
2社目は、シンガポールでのインターンを希望する日本人学生向けの求人サイトで企業を見つけ、自分から直接メールで応募しました。面談を経て内定をいただき、最終的にはインターン受入実績や業務内容を総合的に考慮し、こちらの企業への参加を決めました。

インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

この半年間を通じて、海外という不確実性の高い環境で、ゼロからプロジェクトを立ち上げて形にする実行力と、複数の関係者を巻き込みながら業務を進めるプロジェクトマネジメント力を身に付けることができました。
最も苦労したのは、成熟したシンガポール市場で、日本の高品質・高価格帯の商品価値をどのように伝え、集客につなげるかという点です。また、貿易や国際配送に関する知識不足から、クライアントへ十分な説明ができず、悔しい思いをしたこともありました。
その経験を通じて、商品の品質だけではなく、ブランドの背景や開発ストーリーを動画や接客を通じて伝える「ストーリーテリング」の重要性を実感しました。同時に、販路開拓やマーケティングだけでなく、模倣品対策や知的財産の保護、正確な貿易実務といった「守り」の仕組みづくりも、海外展開には欠かせないことを学びました。
多くの失敗と試行錯誤を経験したからこそ、現場で粘り強く行動する力と、戦略的に物事を考える視点の両方を身に付けることができたと感じています。

インターンシップ企業の職場環境を教えてください。

職場は、日本人代表1名、現地社員1名、日本人インターン数名、現地インターン数名で構成される国際的な環境でした。社内では日本語を使用する場面も多くありましたが、現地スタッフとのコミュニケーションや社外での商談・営業・イベント運営などは基本的に英語で行っていました。日本とシンガポール、それぞれ異なる文化や価値観を持つメンバーと協働する中で、多様な考え方に触れながら働く貴重な経験となりました。

日本と現地のSEKAIAオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

困ったことがあればいつでも親身に相談に乗ってくださり、必要に応じてさまざまな方をご紹介いただくなど、留学生活がより充実したものになるよう手厚くサポートしてくださいました。渡航前から帰国まで安心して挑戦できたのは、SEKAIAの皆様の支えがあったからこそだと感じています。とても心強い存在でした。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

特に印象的だったのは、相談への対応が非常に迅速だったことです。些細なことでも気軽に相談できる環境があり、不安を一人で抱え込むことなく留学生活を送ることができました。
また、就職活動では複数のOB・OGの方をご紹介いただき、インターンシップ先の検討や業界研究、キャリアについて考えるうえで大変参考になりました。留学中だけでなく、帰国後まで継続してサポートしていただけたことに感謝しています。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?

IBPを通じて、自分の将来のキャリアについて深く考える機会を得ることができました。世界で活躍する起業家や経営者の方々と出会い、自分の視野の狭さに気付くと同時に、「どのような環境で働き、どのような価値を生み出したいのか」を真剣に考えるようになりました。留学や海外インターンシップを通じて、目の前の就職活動だけではなく、その先のキャリアまで見据えて企業選びができるようになったことは、IBPに参加した大きな価値だったと感じています。
また、就職活動では、海外インターンシップで日本企業の海外展開支援に携わり、仮説と検証を繰り返しながら課題解決に取り組んだ経験を中心にアピールしました。責任ある業務を主体的に進め、成果につなげた経験は多くの面接官から高く評価していただきました。さらに、日本企業と現地企業の橋渡し役を担った経験や、スタートアップイベントへの参加を通じて得た多様な価値観への理解は、異文化の中で周囲を巻き込みながら物事を前に進める力として伝えることができました。

留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。

もちろん英語力も向上しましたが、それ以上に成長したと感じるのは、「今の自分に何が必要かを考え、自ら行動に移す力」です。
留学中は限られた期間の中でインターンシップ先を見つける必要があったため、興味のあるイベントには積極的に参加し、自ら人とのつながりを広げていきました。また、インターンシップでは、一つひとつのプロジェクトを企画から実行まで任せていただくなど、大きな裁量と責任のある仕事を経験しました。
常に「次に何をすべきか」を自分で考え、起こり得るリスクを予測しながら、初めて挑戦する課題にも試行錯誤を繰り返して取り組みました。この経験を通じて、自ら考え、主体的に行動し、最後までやり抜く力が大きく身に付いたと感じています。

留学中、一番の出会いは何ですか?

人生のロールモデルとなる方々に出会えたことです。海外で活躍する起業家や経営者の方々とお話しする機会を通じて、その行動力や視座の高さに強く刺激を受けました。「自分もいつかこのような環境で挑戦したい」と心から思えたことは、私にとって留学中最大の財産です。

留学中、苦労したことは何ですか?

シンガポールでは「シングリッシュ」と呼ばれる独特の英語が日常的に話されており、最初は語順や発音の違いに戸惑い、まるで別の言語を聞いているように感じました。

それでも、聞き返すことを恐れず積極的に会話を続けることで少しずつ慣れ、英語は完璧でなくても、自分からコミュニケーションを取ろうとする姿勢が何より大切だと実感しました。

今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

将来はベンチャーキャピタル(VC)などの投資家として、日本のスタートアップや挑戦する起業家を支え、日本から新たなイノベーションが生まれる環境づくりに貢献したいと考えています。海外で学んだ視点や経験を生かし、日本企業の国際競争力向上にも貢献できる人材になることが目標です。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

私は親から1年間の留学を反対され続け、英語にも自信がない状態で渡航しました。不安はたくさんありましたが、「挑戦しなかった後悔」の方が大きいと思い、一歩踏み出すことを決めました。
結果として、IBP留学は私の人生を大きく変えるターニングポイントになりました。新しい価値観や人との出会い、自分の将来を真剣に考える機会は、日本にいるだけでは得られなかったものだと思います。
留学するか迷っている方は、ぜひ挑戦してみてください。完璧な準備が整う日を待つ必要はありません。一歩踏み出した先には、自分の想像を超える出会いや成長が待っているはずです。

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