コース:シアトルセントラルカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2024年9月-2025年8月 SCC71期 インターンシップ先:Thinkie Inc.
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
私が留学を通して学びたかった、情報科学と生命科学の専門性、ビジネスの視座、グローバルな視点を高めるのに最適なプログラムだと考えたからです。具体的には、
- コンピューターサイエンスを専攻できる点
- ワシントン大学をはじめとする研究機関での研究のチャンスがある点
- 現地の企業でエンジニアとして働ける点
- テック産業が集積しておりLinkedInによるコネクション作りもしやすいシアトルで、社会人訪問を通した業界理解を進められる点に魅力を感じました。
留学先を選択した理由を教えてください。
情報科学の専門性を高める上で、コンピューターサイエンスを専攻できるコースを希望したからです。GAFAMをはじめとするテック企業や研究機関が集積しているという立地も魅力的でした。
留学の目標は何でしたか?
情報科学、ビジネスの視座、グローバルな視点を学ぶことです。
留学前はどんな準備をしましたか?
LinkedInや人の紹介などを活用して、到着後にお会いしたい社会人・研究室にアポイントを取っておきました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
はじめは山がちな地域にホームステイしたので、初日は海や湖、山を歩くことになり、自然豊かな印象でした。市街地は日本と比べて治安に不安があるものの、碁盤の目状のまっすぐな車道が海に向かって降りていく景色や市場の活気が印象的でした。

学部授業では何を履修しましたか?理由も教えてください。
コンピューターサイエンス専攻なので、python基礎やIT基礎などが必修でした。
選択科目は、ボランティアを単位に互換するプログラムや、実在する企業のwebサイトを修正・作成する授業などを履修しました。受け身ではなく主体的に取り組む姿勢で、他の科目よりも多くを学ぶことができる授業だと感じました。
授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。
Webサイト作成は、自分たちで案件を取る必要があるため、知り合いが経営している貿易会社のwebサイト制作を手伝わせてもらいました。私を含むIBP生3名を含む7名程度が履修していました。国籍は現地のアメリカ人とアジア系が多かったように思います。
特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。
ボランティアは、知り合いから繋がった研究者さんに融通していただき、ワシントン大学医学部の研究室に顔を出して脳神経系の研究に取り組んでいました。履修者は少ないようですが、好きなことをやって単位にできるのでおすすめです。良い成績も取りやすいので、成績優秀者としてDeans’ List Scholarに名を連ねたい、PTK Honor Societyに招待してほしいといった希望がある場合にもお勧めできます。
IBPグローバルビジネスプラクティスはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。
INTELをご経験された社会人の方がご登壇してのセミナーは、質疑応答を通して企業ごとのカルチャーの違いについて教えていただき勉強になりました。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ、ミートアップ等)はありますか?
- 個人的にLinkedinでアポイントを取って社会人(・研究室)訪問を40件ほど行いました。
- GAFAM等テック系企業の方やエンジニアさんが集まるSeattle IT Japanese ProfessionalsというNPOでコンピューターサイエンスの授業のティーチングアシスタントをしていました。
- シアトル日本人研究者の会というグループで、勉強会やイベントに参加していました。
課外活動から得たものは何ですか?
社会人訪問を通して皆様のキャリアやバイオ・テック産業の現状と展望について理解を深め、今後アドバイスを求められる方々との貴重な出会いを得ることができました。その中で連絡を取った方々から繋がっていき、ワシントン大学での研究やOPTをした会社の社長とも出会うことができました。その他NPOや団体でも、現地の方々との出会いを通して学びを深めました。

あなたのインターンシップについて教えてください。
シアトルのブレインテック企業でデータ解析業務に携わりました。主な業務として、数年にわたって500以上のユーザーから回収された人工統計学的データと脳活動データを元に、脳トレアプリの有効性を検証しました。
インターンシップ先はどのように見つけましたか?
LinkedInで偶然繋がった社長に連絡を取ってコーヒーチャットをした際に、OPTを探していることを伝えたところ、受け入れていただけることになりました。
インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。
SQLでサーバーにアクセスしてのデータの扱いやpythonを用いた時系列データの検定、webサイトのアクセスログの使用方法などについて、教えていただいたり自分で調べたりしながら可能な解析を考え実行したことで、実践的に解析力を高めることができました。英語で噛み砕いて発表したり、わかりやすく可視化したりする際に苦労したことを通して、ビジネスにおいてどのようにデータに付加価値を加えていくかという視点を得ることができました。
インターンシップ企業の職場環境(他従業員について等)を教えてください。
皆様気さくで、学生である私にも親切に事業について教えてくれたり、ご飯に連れて行ってくれたりしました。社長と出会ったのは留学後1ヶ月目のことで、それ以降はOPT開始前ながら毎週オフィスに顔を出させてもらっており、いつも帰りは日本語が堪能なPMの方が家まで送迎してくれました。アメリカ生活や昔の恋バナ、旅行談などを通しても、現地生活について教えていただく機会になりました。
日本と現地のSEKAIAオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
非常に手厚くサポートしていただきました。現地では履修、送金、ビザや滞在資格の手続きや注意点についてなど分からないことが多く、そんな時に真っ先に質問できる、滞在経験の長い大人の方が近くにいらっしゃることで、安心して生活できました。私は安全に1年を過ごせましたが、アメリカは日本と比べて治安に不安があるため、そうした意味でも万が一の時に連絡できる方がいることはありがたいと感じていました。
これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?
今後のキャリアを生命科学と情報科学を軸にビジネスの現場で歩みたいと考えている私にとって、この1年は自分の専門性を高め、根拠を持って語れる経験を作る貴重な機会となりました。また、社会人訪問で出会った皆様のお話は就活の軸や志望する業種、職種を考える上で大きな参考になりました。さらに、人生について話したり考えたりする経験から、自分の人生の軸を定めることもできました。日本では目の前の学業や活動に必死でしたが、一歩引いて広い視野で自分が何をしたいのかに向き合ったことは、就職活動において自分に合った場所を探す際に大きな助けになり、ESや面接で芯を持って語れる思想の根幹となりました。
留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。
コンピューターサイエンスを専攻しつつ、研究、インターン、ボランティア、社会人訪問に取り組んだ時間を通して、生命科学と情報科学の専門性を高め、産業理解を深め、ビジネスの視座を得られました。
内面的には、自分が何のために生きていきたいのか、何を大切にしていて、普段何を見落としているのかについて一層考えることができました。インターンシップ期間にはニューヨークに滞在して一通りの場所を回ったことで、一流と呼ばれる美術館、博物館、公共施設や食べ物に触れ、またその中で生活する方々と関わりました。これを通して、世界レベルがどのようなものなのか、その中で自分が本当に興味のあることや美しいと思うものが何なのかを知る機会になりました。

留学中、一番の出会いは何ですか?
一緒に留学していた人たちです。社会人の皆様からは「学びとる」ことが多かった一方、同年代の学生が留学という人生の転機にあって、苦労したり努力したり夢を持っていたりする姿を見られることは嬉しく、いつも刺激をもらっていました。
留学中、苦労したことは何ですか?
日本からの送金に手間取りました。アメリカで使えるデビットカードを作っておらず、送金システムで送ろうとしたのですが、入力に必要なコードがどれか分からず訊いてみたところ銀行の窓口と電話先と送金会社が違うことを言い、何度も送金に失敗してかなり不安な思いをしました。留学のはじめの時期には、家賃が届かず友人にお金を借りるという非常に申し訳ないこともありました。これから渡航する方はご注意ください。
今後の目標、ビジョンなどを教えてください。
大学院修士を卒業後は、生命科学と情報科学の専門性を活かし、バイオ・テック領域から患者に届く医療に貢献したいです。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
留学した1年間、やりたいことが全部できて、会いたい人にみんな会えて、これ以上ない1年になりました。IBP留学は手厚いサポートや意欲ある学生が揃っていて、自分次第でいくらでも楽しめるプログラムだと感じています。もし参加するならぜひ、誰よりも楽しんでみてください。