【オーストラリア高校留学】あなたに合う街はどこ?メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレードを徹底比較!

「オーストラリアで高校留学したい!」そう思ったとき、次に考えるのは「どこの街に行こうかな?」ということではないでしょうか。「やっぱり有名なシドニー?」「憧れのビーチがあるゴールドコースト?」と、夢は膨らみますよね。でも、実は憧れの場所が、自分にとって一番過ごしやすい場所とは限らないのです。留学先の都市選びは、その後の学校生活や休日の過ごし方を大きく左右する、とても大切なステップ。そこで今回は、人気の4都市(メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード)の魅力や特徴を徹底的に比較します。この記事を読めば、きっとあなたにぴったりの留学先が見つかるはず。後悔しない留学先選びのためのヒントをお届けします。

文化と芸術の街、メルボルン

  • 街の特徴:文化と芸術の中心地、ヨーロッパのような街並み
  • 気候:寒め。四季があり、夏は暑すぎず、冬は寒すぎない
  • 日本との時差:通常+1時間(サマータイム時+2時間)
  • 英語レベル(目安):中上級〜(Year 10で英検3級以上、Year11で準2級以上)
  • 入学に必要な学力(目安):全ての科目で5段階評価で3以上
  • 費用感:高め(ホームステイ:週350〜410程度 ※地域による)

ヨーロッパのような美しい街並みに憧れるなら、文化の中心地メルボルンがおすすめです。街にはアートが溢れ、ミュージカルや、オーストラリアン・オープン(テニス)、F1といった世界的なスポーツイベントが年間を通して開催され、常に活気に満ちています。人種のバランスも良く、アジア人が多すぎる環境は避けたいけれど、留学生に慣れている場所が良いという方には最適な環境です。

一方で、知っておくべきなのは気候と物価です。「オーストラリア=常夏」というイメージとは異なり、天気が変わりやすく肌寒い日も多いため、ビーチでの生活を夢見ている方には少し物足りないかもしれません。物価はシドニーに次いで高いですが、ビクトリア州は広いため滞在する地域によって大きく異なります。例えば、ホームステイ費用はシティ近辺で週410ドル程度ですが、地方の学校では週350程度になることもあり、留学費用を考える上で重要なポイントです。2025年からは18歳未満の公共交通機関が無料になるという留学生には嬉しいニュースもあります。

学業面では、留学生の受け入れ基準が比較的柔軟な場合もありますが、全体的な学業レベルの競争は盛んです。都会的な環境で文化的なイベントを楽しみ、四季の変化を感じたい人にとっては、最高の留学先となるでしょう

太陽と活気あふれる!ブリスベン&ゴールドコースト

  • 街の特徴:太陽とビーチが魅力、国際色豊か
  • 気候:一年を通して温暖
  • 日本との時差:常に+1時間
  • 英語レベル(目安):上級〜(例:Year 10で英検2級(上レベル)〜準1級程度)
  • 入学に必要な学力(目安):主要科目で5段階評価の3以上
  • 費用感:やや高め(ホームステイ:週$390程度)

一年を通して温暖な気候でアクティブに過ごしたいなら、クイーンズランド州がおすすめです。日本から比較的近く、時差も常に1時間なので生活リズムを整えやすいのも大きな魅力です。

この州には、それぞれに特色のある二つの主要な留学先があります。

都会の便利さと自然が調和した環境が好きなら、川沿いの美しい街ブリスベンがおすすめです。公共交通機関はバスだけでなく、川を移動するボートまで片道50セントという驚きの安さで利用でき、バス専用道路も整備されているため移動が非常にスムーズです。ショッピングセンターも充実しているため、週末の行動範囲も一気に広がります。川沿いにはおしゃれなカフェやレストランが立ち並び、他の都市にはないユニークな雰囲気を楽しめます。ただし、冬は日中暖かくても朝晩はかなり冷え込むなど、一日の寒暖差が激しいことには注意が必要です。

一方、世界的に有名なビーチでサーフィンなどを満喫したいなら、活気あふれる観光都市ゴールドコーストがぴったりでしょう。「これぞオーストラリア!」という景色の中で、エキサイティングな毎日を送れます。

クイーンズランド州はヨーロッパからの留学生にも非常に人気があり、国際色豊かな環境で学べます。また、今やオーストラリアで唯一コアラを抱っこできる貴重な場所でもあります。学業面では、クイーンズランド州の高校卒業資格(QCE)では数学が高3まで必須科目となっているのが特徴です。太陽の下、多様な文化に触れながら刺激的な留学生活を送りたい人にとって、最高の選択肢となるはずです。

コンパクトで暮らしやすい学園都市、アデレード

  • 街の特徴:コンパクトで落ち着いた学園都市
  • 気候:比較的涼しく過ごしやすい(メルボルンほど寒くない)
  • 日本との時差:通常+30分(サマータイム時+1.5時間)
  • 英語レベル(目安):中級(Year10で英検3級以上が望ましい)
  • 入学に必要な学力(目安):5段階評価で平均3以上
  • 費用感:低め(ホームステイ:週$360程度)

大都会の喧騒から離れて、自分のペースでじっくり学びたい方にはアデレードがぴったりです。「30分の街」と呼ばれるほどコンパクトで、生活に必要なものがぎゅっと詰まっています。最大の魅力は、他の主要都市に比べて物価が安く、留学費用を大きく抑えられることです。

気候はメルボルン同様比較的涼しいですが、夏はしっかり暑くなります。日本との時差が通常30分と少ないのは便利ですが、日本からの直行便がないため、必ずオーストラリア国内かアジアの都市で乗り継ぎが必要となり、飛行時間は他の都市より長くなります。

学業面では、サウスオーストラリア州はノーザンテリトリーと隣接していることもあり、アボリジニの文化学習に力を入れているという特色があります。また、高校卒業資格であるSACEでは、数学の履修が半年のみ義務付けられているなど、カリキュラムに柔軟性があるのもポイントです。落ち着いた環境で、小さな街ならではの温かさを感じながら、自分らしく学びたい方にとって、アデレードは理想的な留学先となるでしょう。

まとめ:後悔しない留学先選びのために

ここまで各都市をご紹介してきましたが、最終的に大切なのは「自分に合った街を選ぶこと」です。現地の生活にどっぷり浸かりたいなら小さな街、英語力に自信がなくサポートを重視するなら留学生の多い大都市、というように、ご自身の性格や希望に合わせて考えることが重要です。費用はもちろん大切な要素ですが、それ以上に本人がそこで生き生きと過ごせるかどうかが、留学の成否を分けます。

現代のオーストラリアは多様な人種が共存する多文化社会ですが、地域によってはまだアジア人に慣れていない場所もゼロではありません。ぜひ今回ご紹介した情報を参考に、ご自身にとって最高の環境を見つけてください。

いかがでしたか?文化的なメルボルン、アクティブなクイーンズランド、落ち着いたアデレード。どの都市も個性的で、それぞれに素晴らしい魅力がありますね。あなたに合うのはどの街だったでしょうか?大切なのは、憧れだけで決めるのではなく、「自分がどんな留学生活を送りたいか」を具体的にイメージすることです。今回ご紹介した情報が、そのための第一歩となれば嬉しいです。「もっと詳しく話を聞いてみたい!」「自分の希望に合った学校を提案してほしい!」という方は、是非一度SEKAIAの無料個別相談や無料セミナーにお申込みください!