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Australian Dayってどんな日?お祝いだけじゃない、オーストラリアの“今”が見える1日

参照元:https://tropicdays.com.au/a-cairns-backpackers-guide-to-australia-day/

参照元:https://tropicdays.com.au/a-cairns-backpackers-guide-to-australia-day

G’day mate!皆さん、こんにちは。オーストラリアに大学留学していたジュンナです🐨
みなさんは「Australian Day(オーストラリア・デー)」がどんな日か知っていますか?花火やBBQ、ビーチイベントなど、楽しいイメージを持つ人も多いかもしれません。でも実際に現地で過ごしてみると、この日は「ただのお祝いの日」ではないことに気づきました。祝日として楽しむ人がいる一方で、複雑な思いを抱える人たちもいる——それがAustralian Dayのリアルです。今回は、留学生として現地で感じた体験も交えながら、この日がどんな意味を持つのかをわかりやすくお話ししていきます。

目次📌

  1. Australian Dayとは?
  2. 現地のリアルな過ごし方|私が見たAustralian Day
  3. 「Invasion Day」というもう一つの呼び方がある理由
 

1. Australian Dayとは?

Australian Day(オーストラリア・デー)は、毎年1月26日に祝われるオーストラリアの祝日です。街には国旗が掲げられ、イベントや花火、家族や友人とのBBQなどが行われる、いわば「国のお誕生日」のような雰囲気の日です。

この日付の由来は、1788年1月26日。イギリスの「ファースト・フリート(最初の船団)」が現在のシドニーに到着し、植民が始まった日とされています。つまり、ヨーロッパによるオーストラリアの歴史の始まりの日、と位置づけられているんですね。ここから現在の国家の形につながっていったと考えられています。そのため、この日はただの祝日ではなく、国としてのアイデンティティを意識する日でもあります。各地で市民権授与式(Citizenship Ceremony)が行われ、新しくオーストラリア国籍を得る人たちが正式に“オーストラリア人”として迎えられます。テレビでは特別番組が組まれ、社会に貢献した人物に贈られる「Australian of the Year」の発表もあり、国全体が一体感を持つような雰囲気になります📺

でも、私が留学中に実際に感じたのは、「思っていたよりずっとカジュアル!」ということでした。日本の祝日のようなフォーマルさよりも、夏の祝日×みんなで楽しむ日というイメージが強いんです。公園では友達同士でピクニックをしていたり、ビーチでは水着姿でのんびりしている人たち、庭先で大人数のBBQをしている家族…。スーパーではお肉やソーセージ、サラダが大量に並び、まるで“国全体がアウトドアパーティーの日”のような空気でした!私の周りの友達も、「とりあえず集まってBBQしよ!」という感じで、深く考えるというよりは、みんなで過ごす休日として楽しんでいる様子でした。ただ、現地で過ごすうちに少しずつ気づいたのが、「全員が同じ気持ちで祝っているわけではない」ということ。この日を祝日として楽しむ人がいる一方で、違う意味を感じている人たちもいる——。それがAustralian Dayを少し特別で、そして考えさせられる日にしている理由でもあります。

 

2. 現地のリアルな過ごし方|私が見たAustralian Day

教科書やニュースで見るAustralian Dayと、実際に現地で体験するAustralian Dayは、思っていたよりずっと“日常寄り”でした。私が初めてこの日を経験したのは、高校留学中。ホストファミリーと過ごしたAustralian Dayは、いわゆる「国の記念日」というより“夏の家族イベント”に近い空気だったのを覚えています。朝は特別なセレモニーに行くわけでもなく、いつもより少しゆっくり起きて、「今日は何時からBBQにする?」なんて会話からスタートしたのを覚えています。ホストマザーがスーパーで買ってきたソーセージやビーフパティ、サラダがキッチンに並び、ホストファザーは庭でBBQコンロの準備(焼くのは大体男性だそうです)。私はサラダを混ぜる係でした。また、近所の家族や親戚も集まってきて庭は一気ににぎやかに。子どもたちは水鉄砲で遊んでいたので私もそれに参加したり、大人たちはビール片手におしゃべりしていました。テレビではAustralian Day関連の番組が流れていたけれど、みんなが真剣に見ているわけではなく、BGMみたいな存在でした笑

あとは、日本のことも聞かれました!「ジュンナの国にもこういう日あるの?」と聞かれて、日本の祝日の話をしたり、逆に「オーストラリアの好きなところは?」と聞かれたり。そういう何気ない会話の中で、「ああ、私は今この家族の一員としてここにいるんだな」と感じたのを覚えています。留学生にとっては、こういう瞬間が実はすごく心に残りますよね。ただ印象的だったのは、ホストファミリーがこの日について少し真面目な話もしてくれたこと。「楽しい日だけど、人によっては違う意味を持つ日でもあるんだよ」と。特にホストマザーは学校の先生だったこともあり、「学校で子どもたちにどう教えるかも難しいテーマなの」と話していました。お祝いムードの中にも、どこか考える空気があるのがAustralian Dayの特徴なのかもしれません。これについても後ほど解説します!

夜になると、みんなでテレビの花火中継を見たり、デザートを食べながらのんびり。特別なことをしているわけじゃないのに、「ああ、オーストラリアの家族の一日を体験しているんだな」と感じた、あたたかい一日でした。私にとってのAustralian Dayは、国のイベントというより、“人との距離が縮まった日”という印象が強いです。

 

3. 「Invasion Day」というもう一つの呼び方がある理由

ここまで読むと、Australian Dayは「家族でBBQをして、夏を楽しむ祝日」というイメージが強いかもしれません。でも実は、この日を 素直に“お祝いの日”とは感じられない人たち がいることも、オーストラリアではとても大切に語られている視点です。

1月26日は、イギリスからの第一船団(First Fleet)がオーストラリアに到着した日とされています。けれどこの出来事は、先住民アボリジナル・トレス海峡諸島民の人々にとっては、土地・文化・生活が大きく奪われていく始まりの日でもありました。そのため、この日を「Australia Day」ではなく、「Invasion Day(侵略の日)」 や 「Survival Day(生き延びた日)」 と呼ぶ人たちもいます。実はこの話、私は高校留学中の授業で初めてしっかり学びました。HistoryやSocial Studiesのクラスで、先住民の歴史、差別の問題、「Stolen Generations(引き離された世代)」についても扱われ、「同じ出来事でも、立場が違えば意味が全く変わる」ということを教わったのを覚えています。クラスでは「Australia Dayを祝うことについてどう思う?」というディスカッションもあり、オーストラリア人の生徒の中でも意見が分かれていました。実際、毎年この日は祝賀イベントと同時に、抗議デモや追悼の集まりが開かれることもあります。つまりAustralian Dayはただの祝日ではなく、今も議論が続いている“歴史と向き合う日”でもあるんです。

私自身、ホストファミリーと楽しく過ごした思い出がある一方で、授業で学んだ内容を思い出すと、単純に「ハッピーな日」とだけは言えないと感じました。だからこそ大切なのは、「どっちが正しいか」を決めることよりも、いろんな背景や気持ちがあることを知ろうとする姿勢だと感じます。それが、多文化社会オーストラリアを理解する第一歩なんだと思います。だからこそ、この日をどう感じるかに“正解”はないのかもしれません。ただ大切なのは、いろんな立場の人の思いがあることを知ること。それが、多文化社会で暮らす第一歩なのかなと思っています。

 

▶まとめ

いかがでしたでしょうか?Australian Dayは、ただの「国の祝日」ではなく、オーストラリアという国のあたたかさと複雑さの両方が見える一日だと、私は留学を通して感じました。ホストファミリーとBBQを囲んで楽しく笑い合った時間、近所の人たちとゆるく過ごした夏の空気は、私にとって大切な思い出です。でもその一方で、授業で学んだ先住民の歴史や「Invasion Day」という呼び方を知ったことで、この日がすべての人にとって同じ意味を持つわけではないことも理解しました。留学生として大切なのは、「楽しい!」だけで終わらせず、現地の歴史や背景にも少し目を向けてみること。そうすることで、その国との関わり方がより深く、やさしいものになる気がします。文化を“体験する”だけでなく、“知ろうとする”。それも留学の大きな学びのひとつなのかもしれませんね。

 

#ジュンナのオーストラリア大学留学体験記

この記事はSEKAIAの留学コンサルタント吹中(JAOS認定カウンセラー)が監修しています。

ライター:ジュンナ
高校生の時にアデレードの高校へ留学のため渡豪。
高校卒業後はクイーンズランド大学へ入学し、Bachelor of Artsの学位を取得。
SEKAIAにてオーストラリアの大学留学に役立つ情報を執筆中。
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